一般的に利用されているレンタルサーバでWordPressを利用している場合、WordPressの自動アップデートはとても便利な機能で、ボタン一つで最新バージョンにアップデートしてくれますが、VPSサーバを利用している場合、この自動アップデート機能が使えない場合があります。VPSサーバは様々な機能を使える分、初期設定のまま利用していると、WEBサーバであるApachなどの権限設定が一般的なレンタルサーバと異なる状態のままになります。その為、WordPressを自動アップデートしようとボタンを押しても、「ファイルの書き込み権限がありません」などのエラーが出てしまいます。
解決方法はWordPressのウェブサイトにも記載されているのですが、念の為、メモをしておきます。
1.WordPress最新バージョンをダウンロードする。
ダウンロードしたZIPファイルは解凍して、PC上の特定のディレクトリに保存する。
例: c:/wordpress/wordpress-4.5.3 など
2.VPSサーバ上のWordPressファイル(wp-admin,wp-content,wp-include,その他WorPressルートのファイル)、
データベースをバックアップする。
※ファイルはFTPソフトウェア、データベースはphpMyAdminなどでバックアップを行う。
3.FTPソフトウェアに、WordPressバージョンアップという環境を作成する。
ローカル側は1.で作成したディレクトリ、リモート(サーバ)側はVPSサーバ
※一度FTPソフトウェアに環境を作成しておけば、時間のアップデートからはローカル側を置き換えれば良い。
4.WordPressにログインして、Pulginソフトを全て停止する。
5.VPSサーバのwp-admin,wp-includeフォルダを削除
※FTPソフトウェアによる
6.ローカルからwp-admin,wp-includeフォルダをアップロードする。
7.ローカルからwp-contentフォルダをアップロードする。
改訂のあったプログラムのみ上書きされます。
※注意:wp-contentフォルダの中には各ホームページの情報が詰まっているので消してはいけません。
※アップロードできないPulginもあった場合は、個別に調査して下さい。Akismetはとりあえず支障ありません。
8.その他WorPressルートのファイルをアップロードする。
9.利用中のPulginソフトを有効化する。
これでアップデートは完了です。
※アップデートはご自身の責任で対応願います。
このページに記載された内容で失敗されても一切の責任は負いかねますので、ご理解の程、宜しくお願い致します。