今日はニュースで『悪質商法で1000万円の借金:ゴルフスタジアム商法』の記事を読ませて
頂いたので、私もコメントをさせて頂きます。

弊社はホームページ構築・運用を事業にして13年目になりますが、
当初より『ホームページの構築、再構築の費用をローンで組んでは絶対にいけない』と
お客様にお伝えしてまいりました。

その理由は、次の通りです。
1.ホームページは常に新鮮な情報を発信できている状態を維持しなければ
お客様に企業としての強みを正しく伝える事ができず、古くなった情報発信は
却ってお客様の企業力を損なう原因となります。
つまり、ホームページ構築はあくまで準備段階であり、ホームページ公開後の
継続的な運用が最も重要であるということです。

ホームページを最新な状況に維持する運用段階に資金を継続的に投入することは
正しい判断ですが、準備段階のホームページ構築費用をホームページ公開後も
支払い続ける事は、大切な運用費用の捻出を阻害することになります。
従って、ホームページ構築費用は初期段階で支払い済とし、その後支払う費用は
運用費用に充てるのが、ホームページを正しく利用する方法です。

なお、運用費用には、サーバレンタル料、ドメイン料、暗号化費用、広告費用、
コンテンツ改訂料、アクセス分析費用など様々な費用が必要ですので、構築費用を
支払っている場合ではありません。

2.技術進歩のスピードが加速している現在、ホームページも公開時からすぐに古く
なってしまいます。つまり、5年後にはほとんど使い物にならないホームページに
なっている可能性があります。
例としては、『5年前のスマートフォンを使いなさい』と言われても、今更使えない
と感じるようなものです。
お客様が、5年前に構築したホームページを見ると、この会社は時代の流れに
乗れていないと感じます。
この様にITの進化が激しい今日、5年後ローンやリースが完済したときには
使い物にならない、却って無い方が良いホームページだけが残っているという
悲惨な状況となっています。

この様な理由から、ホームページ構築費用は絶対にローン、リースを組んではいけません。

尚、リースを組んでも良いケースは、大規模情報システム開発の成果物など、
情報システム利用による採算計画、情報システムの資産計画など、企業の事業計画を
正しく調査、分析した結果として、リースを行うことが合理的と判断できる場合です。
目先の費用の安さからは判断することはできません。

最後に、ホームページ構築と同様、簡易的な情報システム開発、パッケージソフトウェア
の導入、事務用パソコンの入れ替えも、リースはお勧めを致しません。
上記の通り、情報システム化計画に則った導入計画の一環としてリースを組むのでしたら、
良いのですが、事務所のパソコンを10数台入れ替えるのに、リースはお勧め致しません。
なぜならば、5年後にはそのパソコンは時代遅れになっているからです。