開発メモ:EXCEL VBAでGoogle MAPを表示する方法(2024年度版)

EXCELでお客様を管理している場合、そのお客様の所在地の地図を調べる事が多いと思います。

例えば、EXCEL上に記載された住所が二つに分かれていて、
セル(A3:一行目三列目)と(A4:一行目四列目)に
記載されている様な場合、EXCEL VBAでは次の様に指定すると
地図を表示することが出来ます。

1.住所が記載されているEXCELのブックをVBAが利用できる様にする為。
「名前を付けて保存」でファイルの種別「Excelマクロ有効ブック」を指定します

2.住所が記載されているEXCELのシートに、「図形を挿入」で長方形の箱を書き込みます。
長方形ではなくても、矢印でも丸でも図形ならOK

3.作成した図形を指定(クリック)して、右クリック「マクロの登録」を選択
マクロ名のところは、分かりやすい名前を付けます。
例えば「google_map」などです。
新しく作る場合は「新規作成」ボタン、既に作っている場合は「編集」ボタンを押して下さい。

4.VBAのコードを入力できるので、以下のコードを入力します
‘ ← の後ろは説明文ですのでなくてもOK

Sub map_new()
Dim Smap As String
Dim Asearch As Integer
Dim WSH As Object
Set WSH = CreateObject(“wscript.shell”)     ’ ← インターネットブラウザーを準備
‘Smap = ActiveCell.Value             ’ ← マウスが乗っているセルの値が住所の場合
Smap = Range(“a3”).Value & Range(“a4”).Value  ’ ← A3とA4のセルを結合した値が住所の場合

Asearch = MsgBox(“google mapで「” & Smap & “」を検索しますか?”, vbYesNo)
If Asearch = vbYes Then
WSH.Run “https://www.google.com/maps/place/” & Smap, 3 ’ ← ブラウザーでURLを表示
Set WSH = Nothing
End If
End Sub

5.保存ボタンを押します

6.EXCELシートに戻って、図形を押すと、インターネットブラウザが立ち上がって
指定した住所のGoogle Mapが表示されます